犬まみれ

三度の飯より犬が好き

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末広がりと末広狩り

 

昨日の日記を書いたあとにですね、youtubeで似たような振り付けで踊っていて、お手本になるようなものはないかしらと動画を探したんだけど、出てくる動画出てくる動画全て "末広狩り" というタイトルが付いている。

 

私が先生に言われたのは

「次にやる曲は お姫様役を演じる"スエヒロガリ" にしましょう」

というざっくりした前置きだけで、いきなり振り付けに入っちゃったのでなんの基礎知識もなく、

 

 "お姫様" + "スエヒロガリ" = " 🎌めでたい🎍"

 

という図式が勝手に頭の中に出来上がり、ハッピーな感じの演目だと思いこんでいたんだけど、これがもし "末広狩り" ならだいぶ話は違ってきますよ?

ちょっとした事件性の可能性すら出てきちゃう。

 

 

 

狩りっつって思い浮かぶのは

ぶどう狩り、いちご狩り、梨狩りに、オヤジ狩り。

末広(扇子のこと)は自然に生えているものではないのでおそらくニュアンス的にはオヤジ狩りに近いものになるんじゃないだろうか。

 

昔の町人はおしゃれも兼ねてですね、ほとんどの人が末広を身につけていたのです。

ちょっとお金に余裕がある越前屋なんかは金箔をふんだんに使った高級な末広を持っていて、あからさまに見えるようには身につけないで、帯からちょっとだけ見えるようはみ出させて、それがちょっとしたステータス、流行の最先端みたいな。

さすが越後屋、ぬかりがない。

 

そんなある日。

暇を持て余したお姫様が、刺激を求めてお付きの者と一緒に変装して町へ繰り出したんだけど、普通の遊びとは違った遊びがしたくなっちゃった。

あんみつ姫はじめ、世のお姫様はいたずらっ子と相場が決まってますんでね。

 

「ねぇ、ちょっと刺激が欲しくなっちゃったわ。町人脅かして遊びましょうよ」

 

「いいですね、今流行りの末広を片っ端から奪っちゃうとかどうですか」

 

「ふふ…おぬしも悪よのぉー」

 

なんつって始まった、恐怖の末広狩り。

日頃、お城の中でおとなしくしなくちゃいけない鬱憤を晴らすべく、颯爽と肩で風を切りながら町を闊歩するお姫様。

そして気の弱そうな町人を見つけては

 

「ちょっとアンタ。今私のこと見てたでしょ?」

 

と、いちゃもんつけて物陰に連れて行って

 

「末広持ってるんでしよ?」

「すぐ返すからちょっと貸しなさいよ」

「持ってない?嘘つきなさいよ。ちょっと飛んでみ?ほら、そこで今ちょっと扇型に開いちゃってるのは何?」

 

こうして人から物を奪うという禁断の悦びを覚えてしまったお姫様、満月の夜には必ず城をそっと抜け出ては町人の末広を奪って遊ぶ癖がついてしまったとか。

そしていつの頃からか、町人の間では満月の夜は末広狩りに合うから、出歩いちゃいけないという言い伝えが広まったとか広まらないとか。

 

きっと私がこれから取り組む曲は、この末広狩り伝説を風化させないために作られた曲なのね。

一度でも犯罪に手を染めたら抜け出られませんよって言う教訓を込めた、恐怖の舞。

 

あぶねー

危うくとんでもない "スエヒロガリ" 違いするとこだった。

あっぶねーあっぶねー

 

 

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