犬まみれ

三度の飯より犬が好き

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歳をとってからの生きがい

 

日舞の先生がお稽古の前に

「この間のリサイタル、いらしてくれてありがとう。これ、お礼状と巻物」

と、バッグをゴソゴソしだした。

 

日本舞踊の礼儀作法なんてなんにも知らない私は「巻物」と言われたら忍者ハットリくんしか思い浮かばないので、秘伝の忍術が書かれた↓こういうの貰えんのかと一瞬うきっ♪としてしまった。

 

 

けど、先生が差し出されたのは宛名がしっかりとした毛筆で書かれたお礼状と、京都にある三宝庵というお店のちりめん山椒http://www.sanpouan.jp/

 

どうやら、日本舞踊界では「巻物」=「お礼の品」らしい。

 

忍法も魅力的だけどちりめん山椒も大好物なのでうれしかったけど、それ以上に驚いたのがお礼状。私のような弟子にこそ宛名だけ直筆だけど、それ以外のお客様には毛筆のお手紙をお一人お一人に書いていらっしゃるんですって!

 

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間違えても修正液が使える訳でもないだろうし、おそらく数十通になるだろうし、すっごい労力( ☉_☉) 。

これをもうすぐ70才になる先生は毎年されていると言うから驚きだ。

 

今回のリサイタルはコンテンポラリー(前衛的)の演目をされていたんだけど、それも

「コンテンポラリーを自分で振りつけて踊ってみて、初めて古典の良さは理解できると思うからチャレンジしている」

という、未だ衰えぬ攻めの精神から。

上昇志向、強い!

めいいっぱい踊れるのは70代が最後だろうから、とこれからもペースを上げてリサイタルを精力的にされるんですって。

 

私なんてどうせ10枚くらいしか来ない年賀状を返すのも面倒くさいから数年前に「年賀状卒業します」宣言をし、仕事では 詫び状でもお礼状でもコピペばっか。

電車に乗れば空席を真っ先に探すし、犬のお散歩当番の日も右斜め上に眼球向けて

「オサンポイッタヨー、チャントイッタヨー」

と手を抜くこと多々あるし、願わくば1号2号が大学卒業したら退職して毎日一日中寝て過ごしたいと思っているのに…

 

いかんね、こんなんじゃ。

先生には踊り以上の事を教えて頂いて感謝です。私も頑張らなくちゃ!

 

…って言ってる3分後には忘れてるんだろうけどね。